今回の記事は、いつもとは少し趣向を変えて、筆者(わたし)のPC環境や記事作成の裏側をご紹介する、ちょっとした自己紹介のような回です!
【舞台裏公開】筆者の記事作成環境を紹介!ExcelブログなのにWindowsじゃない!?
『Excelで暇つぶし』っていうくらいだから、当然、Windows PCで最新のExcelを使ってるんだろうな…
そう思ってくださっている読者の皆様、いつもありがとうございます!
Excelを使って日々検証や画像作成を行っているのは事実です。
…しかし!実は私、現在Windows PCを使っていません。
「え、じゃあ何でExcelを…?Macなの?」
それも違います。
今回は、そんな私の少し変わったPC環境と、その裏側にある「こだわり」や「哲学」について、余すところなくお話ししようと思います!
以前はWindows10のPCでExcel2021という環境で記事を作成していました。
私の相棒:PCスペック紹介
まずは、私が日々の「暇つぶし」を共にしている、愛すべき相棒のプロフィールからご紹介します。
- メーカー・機種: DELL製 Latitude 3510(中古で購入!)
- CPU: Intel® Core™ i5-10210U
- RAM: 8GB
- SSD: 256GB
- OS: Linux Ubuntu 24.04 (デスクトップ環境: KDE Plasma)
「あれ?思ったより普通のスペックだな」と感じたかもしれませんね。
その通り、特別なマシンではありません。
しかし、この「普通」のスペックこそが、私がWindowsから大脱出する、大きなきっかけになったのです。

なぜ、あえてLinux?— Windowsを捨てた理由と哲学
「Windowsでなければならない」理由が、なくなった
私はExcel 97の頃からの長い付き合いで、もちろんずっとWindowsユーザーでした。
先程も申し上げましたが、以前はWindows 10に、買い切りのExcel 2021をインストールして使っていました。
しかし、Windows 10のサポートが2025年10月に切れることを機に、ふと考えたのです。
「今の自分に、本当にWindowsは必要なんだろうか?」と。
私が使うOffice製品はExcelくらいで、それも正直なところ趣味の延長です。
VBA(マクロ)も、今後の記事で本格的に扱う予定はありません。
そして何より決定的だったのが、無料のWeb版Excelの進化です。

最新の関数(LET
やLAMBDA
など)が使え、スピル機能も問題ない。
日々の集計や、このブログでやっているような「関数パズル」で困ることは、ほとんどなくなりました。
そうなると、もう必ずしもWindowsに高いお金を払う必要はありません。
ブラウザさえあれば、どのOSからでもExcelにアクセスできるのです。
軽快さと自由を求めてLinuxへ
私のPCスペックでは、正直なところWindows 11を快適に動かすには、少し物足りなさを感じます。
Windowsは高機能で万能なOSですが、その分「重い」のが玉に瑕です。
その点、Linuxは非常に軽快です。
私が使っているデスクトップ環境「KDE Plasma」は、起動直後のRAM消費量が1.2GB程度。
Windows 11と比べると、その差は歴然です。
しかも、Linuxは無料で、20年前に比べたら驚くほど簡単に導入できます。
「Excelとの相性」よりも「Linuxとの相性」を考えて、あえてDELL製の中古PCを探したくらいです(笑)。
見た目も、タスクバーの位置からアイコンまで、自分の好きなように徹底的にカスタマイズできる。
この自由さが、私の「暇つぶし」の精神にピッタリだったのです。

記事作成を支える「三種の神器」
そんなLinux環境で、私が日々の記事作成に使っている、最高の相棒たちをご紹介します。
① 画面キャプチャー: Flameshot
このブログの命とも言える、Excel画面のスクリーンショット。
これにはFlameshotというソフトを使っています。
これがもう、めちゃくちゃ便利なんです!
Windows標準のツールも高機能ですが、編集のために別のエディタが起動して、少し「もっさり」した印象がありませんか?
Flameshotは、画面を切り取ったその場で、マーカーや矢印、枠線を描き込み、Ctrl+C
一発でクリップボードにコピーできます。
エディタは起動しません。このスピード感がたまりません。
シンプルな作業はFlameshotで爆速でこなし、凝った編集が必要な時だけ、高機能なGIMP(これも無料です!)を使う。

この使い分けが、私のワークフローの肝です。
② 下書き・アイデア出し: Kate
記事のアイデア出しや、文章の下書きは、Linuxに標準で入っているKateというシンプルなテキストエディタで行っています。

OneNoteやKeepのように、便利な同期機能はありません。
むしろ、自動で保存・同期されないオフラインのシンプルさが、思考を邪魔せず、非常に快適なのです。
行番号が表示されたり、強力な置換機能があったりと、基本性能が高いのもお気に入りです。
③ HTML化の相棒: AI
そして、Kateで書き上げた下書きを、最終的なブログ記事の形に仕上げてくれるのが、何を隠そう、今この文章を生成しているAIです。
私のワークフローは、HTML化の「80%をAIに、残りの20%を自分で」というものです。
下書きをAIに渡して、ブログのスタイルに合ったHTMLコードを80%の完成度で一気に生成してもらう。
そして、そのコードをWordPressのコードエディタに貼り付け、最後の仕上げとして、私の言葉でしか表現できないニュアンスの調整や、画像の挿入といった20%の作業を行う。

面倒なタグ入力をAIに任せることで、私は記事の「魂」となる、最もクリエイティブな部分に集中できるのです。
まとめ:「Excelで暇つぶし」の哲学と、今後の展望
ここまで、私の少し変わったPC環境と、その裏側にある「こだわり」についてお話ししてきました。
Windowsを離れ、LinuxとWeb版Excelという、一見すると不便に見えるかもしれない環境をあえて選んでいるのには、
このブログの根幹をなす、ある「哲学」が関係しています。
それは、「自らの頭で考える楽しさを、すべての人へ」という想いです。
便利なツールや情報に溢れる現代だからこそ、あえて少しだけ不便な環境に身を置き、試行錯誤の中から自らの手で「知恵」を生み出す喜びを、大切にしたいのです。
このブログが、単なるExcelのハウツーサイトではなく、
「どうでもいいことに一所懸命取り組む」ことで、読者の皆様の知的好奇心を刺激し、論理的思考力を養う「遊び場」でありたい。
心からそう願っています。
OSに縛られない、この新しい環境を手に入れたことで、これからも「Excelで暇つぶし」は、より普遍的で、より奥深い関数の世界の探求を続けていきます。
今後とも、どうぞお付き合いください!